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「あれー? ぴょんこスマホだったっけ?」
「いや、ちょっと前から……」
「えっ、何事何事! スマホなんて宇宙の神秘みたいなこと言ってたガラケー主義者のぴょんこが何事!!」
「でも本当にどうしたの。ガラケーすら満足に使わないぴょんこが、まさかのスマホなんて明日は雨?」
「キミらほんとに失礼だなー! ガラケーもスマホもそれなりに使えるっての!」
「なんか大いなるズレを感じる」
「で、で、結局なんなわけ?」
「聞いてくれますかお二人とも!」
~~~~ここから回想~~~~
「(なんかみーんなスマホいじってるなぁ~きも~宗教かっての~)」
「○○駅~○○駅~」
「(やだ……イケメン……////)」
「(お前もスマホの民かい。……でも何してるんだろ。覗いちゃえ)」
「(やだ……へたくそ……////)」
~~~~ここまで回想~~~~
「みたいなことがあって~!」
「それとスマホ購入に何の接点が」
「分かった~! ぴょんこもスマホで同じゲームアプリ始めてそのイケメンさんとお近づきになろうって算段だな!」
「お見事!」
「なんて不純な乗換動機……」
「でもでも聞いて! その人ものっすごいゲームアプリ下手なの! 絶対仲良くなれる」
「どゆこと」
「説明しよう! ぴょんこは自他共に認めるゲーマー女子! 一歩間違えれば廃人の域なのだ!」
「ただし据え置きに限る~」
「据え置きとは」
「家庭用ゲーム」
「とかなんとか言っても、スマホでできるゲームアプリと家庭用のゲームって、結構やり心地が違うんだけどね」
「まぁそんなこんなでスマホに変えたのが一週間前」
「意外と前なのね」
「毎日欠かさず彼の隣に座り、彼がやっているゲームアプリをチェックしています」
「ストーカーの才能が開花してない?」
「でも聞いて! その人、毎日やってるゲームアプリが違うの!」
「例えば?」
「くまとかうさぎとか消してくパズルゲームとか」
「『LINE POP』じゃん」
「ひよこ投げるコインドーザーっぽいやつとか」
「『ひよこまみれ』じゃん」
「詳しいですね」
「まあね。それにしてもその人、流行追ってるね!」
「そうなの?」
「うん。だって今言ってくれたゲームアプリ、みんながやってるような流行のゲームアプリだもん。その人、ランキングとか毎日チェックしてるんじゃない?」
「いやー流行とかランキングとかわからんわー。お近づきにはなりたいけど、そういうのいちいち調べて攻略して~とかやるの超だるいわ」
「お近づきになりたいんちゃうんか」
「んんんー、そしたら~……多分その人が明日やるゲームアプリはこれかこれよ!」
「なんでわかるの?」
「『@アプリ』のランキングをチェックしたからね!」
「『@アプリ』なら、『新着アプリレビュー』で最新のゲームアプリを、『ゲームアプリランキング』で皆が遊んでるゲームアプリが分かるの。
しかもレビューや攻略法も載ってるから、実際にゲームアプリで遊ぶ時の参考になるわ」
「あら便利」
「特にランキングは見ておいて損ないよ。ランキング順位は毎日変化してるから、その人がやりそうな流行ゲームアプリとか分かるんじゃない?」
「そいつはすげぇや」
「じゃあ早速ランキングをチェックして! 明日はそれで彼に挑みな!」
「はい、先生!」
「(中の人……?)」
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「次の日」
「(き、来た~! 隣座った~~!! ゲームアプリ始めた~~!!!
よぉっし、あたしも昨日ランキング上位だったゲームアプリをレッツプレイ!!)」
「(ドヤアァァァさらなるハイスコアじゃああぁぁ)」
「あ、あの……凄いですね」
「うっお、お、おう!!」
「僕も昨日からこのランキング上位のゲームアプリ始めて……そんな高得点、なかなか出せないですよ」
「か、かたじけない!」
「(ひえええ緊張のあまり武士語になってしまったでござる!!)」
「どうやったらそんな風にできるんですか?」
「せ、拙者にお任せあれ……」
「頑張るのよぴょんこ……!」
。o○゚+.(HAPPY END)゚+.○o。
ぴょんこがゲームアプリで手にした新たな出会い……
あなたにも訪れる日がくるかも!?
さあ、にゃん姉やぴょんこと一緒に、あなたもランキングをチェックして流行を追っちゃおう!